「シニア向けフローピア」は出入り口段差解消のほかにも高齢者等に配慮した様々な工夫が盛り込まれています。以下に紹介する2つは現在では”あたりまえ”であるものの、開発の当初は画期的でした。そしてこれらを開発するにあたっては”福祉の現場”に係る人たちの知恵が貴重なヒントとなっているのです。
「ニューバスルーム」を検討する中で「浴室出入り口の段差解消」に取り組みましたが、そのほかにも高齢者や障害を持った人への配慮として考えなければならないもの、そして解決のヒントが沢山あることを福祉の現場から教えられました。
北陸のある老人ホームを訪問、そこのスタッフである作業療法士(OT)と要介護高齢障害者の入浴についていろいろ話し合う機会がありました。そして、作業療法士が「自分や施設の職員が工夫した共同浴室を是非見てもらいたい」というのです。そこには浴槽から出入りするための手すり、床マット、などいろいろ工夫したものがあるのですが、彼が第一に説明したのは洗い場の床に天地逆さに置いてあるビール運搬用ケースでした。そして「浴用イスに座った状態で床に置いた洗面器を使う場合、腰を大きく曲げなければならず高齢者には使いづらい、また介護する人も負担が大きい。そのため、洗面器を置く台としてビールケースを利用している。」ということを教えてもらいました。
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※1:座面35センチメートル程度の入浴用いすを使用すると、浴槽のリム(へり)や手すりを掴みやすくなり、立ち座りに伴う転倒の危険が少なくなります。
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