日々の仕事や家事などで疲れた時、横になるとリラックスできて、とても癒された気分になります。そんな時、このままずっと寝転んでいて、テレビでも見ながら毎日を過ごすことができたら、どんなに幸せだろうと思うかもしれません。
でも、ずっと寝たままでいたら、退屈で、寝ていることに嫌気がさしてくるでしょう。
寝たきりのままでいるということは、実は辛いことなのです。ですから、寝たきりの人でも、座る姿勢をとることができるなら、起き上がらせてあげることが大切です。起き上がり、座ることで、日記を書くこともできるでしょうし、本を読むこともできるようになります。また車いすに座れば、様々な場所に移動することができ、さらにいろいろなことが出来るようになるでしょう。
「起き上がる」ということは、生活を活動的にするための第1歩なのです。そして、活動的になることで、生活空間が広がり、生活はより豊かなものへと変化します。例えばお友達のところへお話しに行くことができるようになれば、きっと毎日が楽しくなりますよね。
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介助の場面で、ベッドの背もたれだけを起こして、座らせてあげるという光景を、皆さんも目にしたことがあるでしょう。この姿勢を「ギャッチアップ座位(臥位)」というのですが、実はこの姿勢はあまり良い姿勢ではありません。
ギャッチアップ座位(臥位)は、ベッドの背もたれに上半身だけが寄りかかって起き上がっている姿勢です。これでは、上半身は起こされていても、骨盤は起きていません。骨盤は寝たままですので、ずり落ちてしまう危険性があるといえます。 それだけでなく、ずり落ちていこうとする力は皮膚に痛みを与えますし、結果として床ずれにもつながる恐れがあります。
また、ギャッチアップ座位(臥位)は骨盤が寝ているため、座っているというよりも、寝ている姿勢に近くなります。この姿勢では、身体は後ろに倒れたままですので、活動的な動作をすることが出来ません。
ずり落ちや床ずれを防止し、活動的な生活をさせてあげるためにも、起き上がらせてあげるときには、骨盤を立たせてあげることが大切なのです。