目が醒めてベッドから出ようとする時、皆さんはどのように起き上がっていますか?毎日、気にせず行っている動作なので、そんなことを聞かれても困るという人がほとんどかもしれませんね。
でも、よく思い出してみてください。腹筋だけを使い、いきおいにまかせて飛び起きるという人は、ほとんどいないと思います。
なぜなら、いきおいにまかせた動作は、非常に効率の悪い動作だからです。若い頃にはパワーがあり、身体自体に柔軟性もありますから、ちょっとくらい効率の悪い動作でも物ともせずにできてしまいますが、年をとるとパワーが少なくなり、身体も硬くなってきて、こうした効率の悪い動作を行うと身体にダメージを与えてしまう危険があります。
ですから、年をとってもできる、身体にダメージを与えないような効率の良い「起き上がり方」が、上手な「起き上がり方」だといえます。
今回は皆さんに、この「上手な起き上がり」についてお話したいと思います。といっても、皆さんは、もう既に上手な起き上がり方を知っているのですよ!普段、皆さんが無意識のうちに行っている、体に負担をかけない起き上がり方は、実は効率の良い上手な起き上がり方だからです。
普段何気なく行っている「起き上がり方」をおさらいして、もっと上手な起き上がり方を今日から実践してみましょう!
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では皆さんは、いつもどんなふうに起き上がっていますか?
腹筋運動のように仰向けから直接起き上がってくるのではなく、まず寝返りをしてから起き上がっています。寝返りして身体を横向きにすることは、腹筋運動の時にはバラバラに動いていた頭・上半身・下半身の三つのパーツを連結させるという意味があります。連結させることで、起き上がりは最小限の力ですむようになるのです。
寝返りをした時、ポイントは、肘と腰と手で三角形を作ることです。そして、この三角形の中に重心点が入っていなければなりません。ですから、重心が三角形のなかに落ちるように、自分の懐を見るようにして起き上がってくるやり方がお勧めです。
懐を見ないで頭を後ろに下げてしまうと、重心が三角形のなかからはみ出してしまい、後ろにドテンと倒れてしまいます。
(1)寝返りをして、(2)手をついて、肘と腰と手で三角形を作り、(3)懐を見ながら、自分の頭をその三角形の中にいれるようにして、起き上がってくる。このやり方さえ覚えていれば、起き上がりの途中で、後ろに倒れてしまうという心配もなくなるはずです。