臥位は他の姿勢と比べて安定性が高い姿勢なので、寝返りには非常に多くの労力を使います。そこで寝返りを容易にするためには、様々な工夫が必要となってきます。
例えば、マットレスの硬さです。硬いマットレスと柔らかいマットレスとでは、柔らかい方が寝返りしやすいといえます。しかし、柔らかければ柔らかいほどよいというものでもありません。柔らかすぎるふかふかのマットレスですと、身体が埋まってしまい寝返りすらできなくなってしまいます。ですから、マットレスには適度な硬さが必要なのです。
また、楽な寝返りの仕方もポイントです。例えば、ただ首をまわしても肩から下の上半身は、首と一緒に回転しません。では、あごが胸につくくらいまで首をグーッと深く曲げた状態で首をまわしてみてください。肩も一緒についてきます。同様に上半身をただ回転させても、下半身は一緒に回転しませんが、膝を深く曲げると、足が腰の回転についてきます。このような身体の動きが、寝返りには関係しています。つまり、無駄な力を使わずに、少ない力で身体を回転させること。それが上手に寝返りをさせるためのコツなのです。
介護の場合では、まず首を寝返りしたい方向に向け(1)、次に両膝を立たせてあげて(2)、肩甲骨と腰のところを押すと(3)、スムーズに寝返りをさせてあげることができます。
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さて、快適に「寝る」ためのポイントはご理解いただけたでしょうか。これらのポイントを押えれば、「寝る」ことはさらに快適なリラックスできる姿勢になりますよ。