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困ったときに知っておきたい人の動き
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第10回 『寝る』ってどんなこと?
快適に「寝る」ためのポイント〜仰臥位編

1.ただ「寝る」だけではリラックスできない!?

※写真・画像をクリックすると別ウィンドウで大きく表示します

イラスト1 状況説明1 クリックすると拡大します
リラックスして寝ている
イラスト2 状況説明2 クリックすると拡大します
板の上で苦しんで寝ている

「一番、楽な姿勢はどんな姿勢ですか?」と聞かれたとき、皆さんはどんな姿勢を思い浮かべるでしょうか?おそらく、大抵の人は「横になっている姿勢」と答えるでしょう。しかし「寝る」という姿勢は、その姿勢のとり方や環境によって、実は楽な姿勢でなく苦痛を感じてしまうような姿勢だということを、皆さんはご存知でしょうか?例えば、まっすぐに背筋を伸ばした状態で、硬い板の上に仰向けで寝ているところを想像してみてください。10分も寝ていることは出来ないでしょう。では、どうしたら「寝る」という姿勢が、安眠できるくらいの楽な姿勢になるのか、今回は「寝る」ことについて、お話したいと思います。

2.臥位(がい)のメカニズム

寝ている姿勢のことを「臥位(がい)」といいます。

安定性〜支持基底面〜
イラスト3 状況説明3 クリックすると拡大します
基底面は低いほうが安定する。
重心は低いほうが安定する。

「臥位」は、今まで見てきた座位や立位に比べてはるかに安定性が高い姿勢です。例えば、直方体の箱を地面の上に置くとき、狭い面積の面が地面と接触しているよりも広い面積の面が地面と接触しているほうが、物体は安定します。人間の姿勢も同じことで、両足だけが地面と接して立っている状態と身体の背面全体が地面と接して寝ている状態とを比べたとき、寝ているほうが身体のぐらつく心配もないわけですから、安定している姿勢だということがお判りいただけると思います。
「臥位」は、様々な姿勢の中で、安定した姿勢のチャンピオンなのです。

ひとを語る 理学療法士 かわぞえりゅうしろうさん

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