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「立ち上がる」は、「座位」から「立位」へ移行するための動作なので静止した姿勢に比べると不安定な要素をもっています。しかし立位がとれる方にとって歩行や車いすへの移乗するために「立ち上がる」という動作は、どうしても避けることの出来ない行為でもあります。まず「立ち上がり」、「立位」を安定させ、「歩いて」目的地まで移動するということが、生活の質を高めることになるなら、「立ち上がる」という動作をスムーズにさせてあげたいものです。ですから、今回は「立ち上がる」ということはなかなか難しいといった方のために、「立ち上がり」を助けてくれる用具をご紹介していきます。
「立ち上がり」をサポートするための用具としては、まず「手すり」があります。しかし、ただ単に「手すり」をつければよいというものでもありません。「手すり」は動きを上手く誘導できるところになければ、かえって危険なものになってしまうからです。ですから、「手すり」は使う方に合った場所に、設置する必要があります。
トイレで便座から「立ち上がる」ためには、立ち上がり補助用の手すりが役立ちます。使いやすい位置は個人によって様々です。目安としては壁面の縦手すりなどは便器先端から20〜25cm程度離れた位置とされています。「縦手すり」の位置が身体に近すぎると、「立ち上がり」は窮屈なものになり、より大きな力が必要となります。反対に遠すぎると、立ち上がった後に立位を安定させることができず、前のめりになる危険が出てきてしまうのです。ですから、スムーズに「立ち上がる」ための位置に設置することが大切なのです。
また、設置位置だけでなく材質などにも気を配る必要があります。滑りにくい素材で、しっかりと握れる太さのものを選ぶようにしましょう。