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困ったときに知っておきたい人の動き
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第3回 良い座りを実践するために
〜安定した姿勢を保ちつづける「コツ」〜

4.良い座りとは?

写真 川添さん2

さて、ここまでのお話が安定した姿勢を保ちつづける「コツ」ですが、最後に良い座りの実践で欠かせない重要な秘訣をお話します。それは姿勢を変えられるということ、つまり座り直しができることです。

健康な人でも映画館やデスクワークで長時間座りつづけているとお尻が痛くなりますね。お尻が痛くなると無意識のうちに、足を組みかえたり、前かがみになったり、楽な姿勢をとるために体を動かしています。
自由に身体を動かせない人にとっても、座り心地が良いことが大切です。
どんなに安定した良い姿勢でも、ずっと同じ姿勢のままでは疲れてしまいます。

つまり、良い姿勢とは、良い姿勢のまま固定してしまうのではなく、良い姿勢の範囲の中で足を動かしたり、座り直したり、ゆれて姿勢を変えたりと、自由に動けることが大切なのです。そうすることで、良い姿勢はさらに快適になり、生活そのものの楽しさにつながります。 ですから、車いすの方でも、同じ姿勢を続けさせるのではなく、座り直しをさせてあげたり、足が床につくようにさせてあげて自分で身体を動かせるようにしてあげたり、またはリクライニング(*)やティルト機能(*)を使ったりなどしてあげると良いでしょう。無理なく疲れない「良い座り」ができれば、毎日の生活が活動的になり、人生もきっと生き生きしてきますよ。

 

*【リクライニング機能】
リクライニングは背もたれを倒したり、起こしたりした時に身体がずり落ちることがあるので注意しましょう。

*【ティルト機能】
ティルトは背もたれと座面のアンカーがきいている状態で背にもたれることができ、良い姿勢を保った状態で座り続けることができます。

ひとを語る 理学療法士 かわぞえりゅうしろうさん

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