ここから本文です
困ったときに知っておきたい人の動き
バックナンバー

第2回 よく座るためのポイント〜座るメカニズム〜

1.骨盤の傾きと座る姿勢

写真 座っている様子

今回は「よく座るためのポイント〜座るメカニズム〜」についてお話ししましょう。介護をする時、人の動きや構造を少しでも知っておくと、介護も楽になり、介護される人も楽になることがいろいろあるのです。「座るメカニズム」と聞くと、ちょっと難しいような感じもしますが、人の体の「骨盤」と「座ること」との関係を理解して、よい座り方を考えてみましょう。
前回、同じ「座る」という行為でも、食事をする時、仕事をする時、家族とくつろぐ時と、それぞれの目的によって違った「座る」姿勢をとっているということをお話ししましたが、この違いは、実は骨盤の傾きと関係があります。

 

骨盤の傾きについて、少し詳しく見てみましょう。

イラスト1 状況説明1

(A)と(B)のイラストを比べてみて下さい。(A)のイラストは、骨盤が前にも後ろにも傾くことなく、安定しているのがおわかりいただけますか。骨盤がしっかり立っていて、体の重心線が、骨盤の中心部にある「安定したよい座り方」といえます。

一方、(B)のイラストは、骨盤が後ろの方へと傾いていますね。骨盤が後ろに傾くと、背中がまるまり、頭と体幹(胴の部分)の重みで、ますます骨盤が後ろに傾く。傾きすぎると、寝ているような姿勢になってしまいます。車いすから体がずり落ちてしまいそうな時はこんな姿勢ですよね。また、頭が下がっているので、視界は自分のお腹や地面ばかり、、、この様な姿勢だったら、あまりやる気は起きてきません。
逆に前に傾きすぎても安定は保てず前のめりになってしまい、テーブルに肘や手をついて体を支えなければならなくなります。すると、手がふさがってしまいますね。

骨盤が、前後どちらにも傾かず安定していると、体幹がしっかりするので、手を伸ばして食べ物を食べたりと、身体が何かできるように目的へ向かいます。
ですから、骨盤の傾きが生活行動を左右するといっても、言い過ぎではないのです。

ひとを語る 理学療法士 かわぞえりゅうしろうさん

WEBセミナーに戻る

目次に戻る

坂本さんのセミナーを見る

本文終了です
楽&楽計画どっとこむについて初めてサイトをご覧になる方へカタログ請求ご意見・お問い合わせ
| サイトマップ | プライバシーポリシー |