では、ただ座れれば良いでしょうか?目的に応じて「座り方」が違うということも、ぜひ知っておいて下さい。
たとえば、ベッド上で、背を上げている姿勢は、どうでしょう?確かに上半身は起き上がっていますが、背をもたれたリラックスした姿勢なので、「何かをやってみよう」と動きのある姿勢とはいいにくいですね。
次に、食事の時の座る姿勢について考えてみましょう。食堂には食事しやすいような食卓テーブルといすがあって、背筋が立ち上がっていて、つい箸を伸ばしたくなるような姿勢が知らずと保てます。しかし、もしこれが応接室にあるようなテーブルとソファーだったとしたら、とても食べにくいと思いませんか。ソファーはゆっくりくつろぐためのいすですから、体が沈んで、お皿にも届きにくいですね。
このように、同じ「座る」という行為も、それぞれの空間で、食事をとるのか、テレビをみるのか、ゆったりくつろぐのか、といった目的によって違った姿勢をとっています。
ベッドから離れて活動的な生活をするには、ベッドから起き上がった先に、おしゃべりをする、お茶を飲むなどの何か目的を作って、座る姿勢を保つことが大切です。そして座る場では、無理に座るのではなく、快適に座るための「座り方」に気を配ることが大切なのです。