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住宅改修の基本

第6回 浴室づくりの考え方

合計3回に分けて、浴室プランの基本をお話しします。 今回はまず、浴室づくりを進める前に知っておくべきポイントについて、解説していきましょう。

1.浴室をどう考えるか

浴室は、家の中でも唯一、全裸になって行動をするところです。ちょっとした転倒も大きなケガにつながりやすいため、危険な要素をできる限り排除する必要があります。リラクゼーションや癒しの空間としても重要な意味をもっている場所ですから、危険を感じながら緊張して使うようなことがないよう、配慮しましょう。

身体を清潔に保つだけなら、洗い場でシャワーを浴びて済ませるのも方法ですが、ご本人が「今日はゆったり浴槽につかりたい」という時には、浴槽へも気軽にアプローチしていけるような空間設計が望まれます。

「入浴は介護の負担が大きい」「入浴介助をすると、どっと疲れる」といった声をよく聞きます。介護負担が大きくなるような設計では、ご本人も家族に気兼ねして、入浴回数を減らしてしまうということもあります。介護にかかる負担を軽減することも、浴室づくりの重要な要素です。

●ご本人の要望にあった入浴の支援を

トイレと浴室の大きな違いについて考えてみましょう。

トイレは、いつ何時、利用することになるのかわからず、事前に予定を立てることができません。しかし浴室は、事前に入浴介助をする介助者を用意し、必要な福祉用具を整えておくなど、事前の予定を立てることができます。

こうした準備さえできれば、目的とする行為を達成しやすい空間でもあると言えます。

在宅での入浴支援は、ついつい逃げ腰になりがちです。訪問入浴サービスの利用や、デイサービスでの入浴にゆだねたいと考える人も少なくありません。しかし、心からリラックスして入浴できるのは、やはりご自宅のお風呂ではないでしょうか。生活の質を向上させるためにも、週に一、二回はご自宅でゆったりとお風呂を楽しめるような空間設計を考えたいものです。

※掲載プランおよび商品は一例です。
ご発注の際は、販売店、工事店にご確認ください。

ひとを語る 理学療法士 かわぞえりゅうしろうさん

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