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住宅改修の基本

第3回 スペースとアプローチについて

今回は、トイレ空間の広さや便器へのアプローチについてお話します。

1.トイレの広さについて

自力で歩行できる方が一人でトイレを使う場合、約半坪(1400ミリメートル×800ミリメートル)のスペースがあれば事足ります。これが、日本では標準的なトイレの広さになっています。 しかし、介助者が一緒に入る場合や、ご本人が車いすに乗ったままトイレに入る場合など、条件が変わると、必要な広さはおのずと変化していきます。

イラスト1 トイレの広さ

便器の横の空間

イラスト2 側面からの介助

1.介助者が側面から介助する場合

介助者が一緒にトイレに入って便器への立ち座りや衣服の着脱、排泄後の処理などを介助する場合は、便器側方に500ミリメートル以上を確保すると、介助しやすくなります。


イラスト3 車いす使用者の介助

2.車いす使用者を介助する場合

便器側方に700ミリメートル以上を確保すると、車いすを便器に横づけできて、介助者が便器の前から介助しやすくなります。


イラスト4 車いす自走の方が自力でトイレを使う場合

3.車いす自走の方が自力でトイレを使う場合

腕力のある障害者の方などで、一人で車いすから便器に移乗し、使用後、自力で車いすに戻り、トイレ内で車いすの向きを変えて出ていく場合です。車いすの回転も考慮すると、便器側方に1050ミリメートル以上を確保したいところです。

便器の前の空間

イラスト5 ご自分で立ち座りができる場合

1.ご自分で立ち座りができる場合

便器から立ち上がる際は、体が前屈みになりますから、便器前方に最低500ミリメートルは必要です。身づくろいも考えれば、600ミリメートル以上の寸法が望ましいといえます。前方スペースが限られている場合は、タンクの奥行が薄い便器を採用するのも方法です。


イラスト6 介助者が一緒に入る場合

2.介助者が一緒に入る場合

介助者が便器の前に立ち、車いすに乗って入ってきた方を介助する場合です。車いすから便器へ移乗する際の回転角度を小さくする方が安全ですから、そのためには便器前方に850ミリメートル以上を確保したいところです。

※掲載プランおよび商品は一例です。
ご発注の際は、販売店、工事店にご確認ください。

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