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世界の福祉を見る(北欧編)その2「福祉先進国フィンランドの現状と官公庁訪問記」

3.フィンランド技術庁(TEKES)

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写真1 フィンランドの様子1 クリックすると拡大します

フィンランド技術庁(TEKES)は、1983年に設立され、商工省の傘下の組織です。教育庁や大学と提携し、研究を行ったり、産業・サービスの競争促進、輸入の多角化を図ったりしています。TEKESでは、福祉と技術に関して、フィンランドと日本のワークショップが開催され、本格的な発表会場に50人弱の参加者が集まり、福祉に役立つ技術や、必要とされている技術について討論を行いました。

 

 

■フィンランド側の発表

TEKESをはじめ、高齢者中央福祉協会、Oulu大学、などが、介護についての考え方や利用できる技術などソフトハード両面からみた内容を発表しました。

写真2 フィンランドの様子2 クリックすると拡大します

まずは、高齢者福祉中央協会からは、「ヒューマンテクノロジ」と題して、技術だけでは、解決できない介護の問題について発表がありました。「物を与えすぎず、自立を促す。」「使いやすさだけでなく、デザインも重要」など、近年、日本でも求められているソフト面の問題でした。道具を有効に使うことが上手なヨーロッパでも、人の手(ソフト面)が必要とされているんですね。

 

写真3 フィンランドの様子3 クリックすると拡大します

次に、Oulu大学からは、「高齢者向けインテリジェント移動支援システム」について説明されました。このシステムは、生活の質の向上、在宅生活支援を目的とした魅力的、多角的な移動支援ツールとのことでしたが、研究費の捻出や製品化に至らない問題などが発表され、何処の国も研究から製品化への移行が難しいのだと感じるものでした。

 

■日本側の発表

 

対して、日本の発表は、横浜市総合リハビリテーションセンターとTOTOウォシュレットなどの紹介を行いました。

写真4 フィンランドの様子4 クリックすると拡大します

横浜市総合リハビリテーションセンターについては、独特な運営形態や市民に根付いた活動内容について説明し、会場の高い関心を集めました。他には、車いすのサイズを簡単に割り出すことの出来る「車いすメジャー」(川村義肢(株))やベッドと車いすの移乗をラクにする「こまわりさん3」((株)ハーツエーコー)など、ユニークな商品が紹介されました。

 

写真5 フィンランドの様子5 クリックすると拡大します

そして、TOTOではウォシュレットの介護についての有効性について説明しました。
先に発表した高齢者福祉中央協会 会長より、要介護者の排泄後のお尻洗浄の必要性が求められていたこともあり、会場の参加者達の注目を集めました。
日本のように、温水洗浄便座が普及していないヨーロッパでは、ウォシュレットの存在は目新しく、興味深い存在のようでした。

 

写真6 フィンランドの様子6 クリックすると拡大します

トラベルウォシュレットとチョコレートを使って、手についた汚れを洗い流し、判りやすく説明しました。日本なら、味噌を使ったりしますが、やっぱりヨーロッパということでチョコレートで代用しました。

 

 

→ TAKESの公式ホームページを
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国や言語が違っても、介護で必要とする考え方や道具は共通しているようです。福祉先進国の北欧から学ぶことはたくさんあります。でも、私達が当たり前に使っているものが、他の国では、まだ普及していなかったりすることもあるのだと感じました。今後は、こういった違いをもっと積極的に掲載していきたいと思います。
来月は、フィンランドの施設をご紹介します。

今回この掲載にあたり、フィンランドセンターカティヤヴァラスキヴィ所長に多大なご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 

The Finnish Institute in Japan ホームページを
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