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Q8.多目的トイレと身障者用トイレは違いますか?

「多目的トイレ」、「だれでもトイレ」をいう表示を見かけることが多いのですが、「身障者用トイレ」とは違いますか?

A8(質問の答え)

イラスト1

従来は、「身障者用トイレ」、「車いす用トイレ」などと呼ばれていた独立型の広めのトイレ。身体障害者や車いす使用の方の専用というイメージがありましたが、現在は、お子様連れの方、オストメイトの方、杖使用の方、ご高齢の方などが利用しています。 また、だれもが気がねなくいろいろな目的で利用できるようにしたい、という要望が反映され、トイレ内に設置される設備の種類や配置などの空間設計は、以前と随分変わってきています。

そこで現在は、「多目的トイレ」・「だれでもトイレ」と呼ばれることが多くなってきました。

◆どこが変わった?

写真1 多目的トイレ

TOTOがおすすめする標準的な多目的トイレを例に何が変わってきているのかを見てみましょう。

※ベビーチェアは自立しません。
ベビーチェアの後ろには壁を想定しております。

【便器・手すり】

車いす用トイレに設置してある便器は、車いす対応便器とよばれる便器で車いすからの移乗を考慮し、便器に座った際の高さと車いすの座面の高さ(450ミリメートル)が同じレベルになるよう設計されています。
<参考:便器座面高さ=車いす対応便器の高さ417ミリメートル+便座高さ30〜40ミリメートル>

 

住宅で使用している一般便器の高さは360〜380ミリメートルなので車いす対応便器は通常よりも座面が高く、座った時に床に足がつかず不安定になる場合もあります。 そのため、多目的トイレには、一般便器が設置されていることが多くなってきました。便器の両側には、便器へのアプローチや立ち座りを助ける手すりを設置。 最近は、多目的トイレに限らず、手すりのついているトイレブースをよく見かけますね。

 

【洗面器・手洗器】

車いす使用者のひざがあたりにくい薄型洗面器と、便座に座った状態でも使いやすい位置の手洗器、2台を設置。感知式の水栓ならば、手をさしだせば水が出ます。

 

【鏡】

イラスト2 傾斜鏡
傾斜鏡を見ている図

文頭でお話したように、以前は、車いす用トイレは、車いす使用者が利用するものという考え方を前提としていたので、座った姿勢で全身を見られるように傾斜鏡が多く採用されていました。
現在は様々な方が利用するため、座った姿勢だけではなく、立ったまま洗面器や鏡を使う方も多くなっています。 鏡面が傾斜している「傾斜鏡」は、立位で使うと、胸部や腹部しか映らず使いにくくなってしまうため、誰もが使いやすい多目的トイレという観点から、サイズの大きい平面鏡が設置してあることが主流になっています。

 

写真2
大きい平面鏡
写真3
傾斜鏡

 

◆多目的トイレが、より“だれもが使いやすい”ものになる商品のご紹介

【折りたたみシート】

重度の障害のある方、介助が必要なご高齢の方、乳幼児連れの方の外出先のトイレやおむつ交換・衣服着脱などに便利です。

 

イラスト3 設備説明

体の不自由な方の衣服の交換や衣服の着脱。

イラスト4 設備説明

乳幼児連れの方の おむつ交換に

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■公共トイレマップ介護シート設置一覧はこちら

 

【汚物流し】

写真4 商品写真写真5 商品写真

上記でご紹介した標準プランに、オストメイトの方の排泄物処理などのための汚物流し、汚れた腹部を洗えるお湯の出るシャワー付水栓を付加するプランをおすすめしております。

デパート、駅舎、テナントビル、公民館等、老若男女を問わずあらゆる人が利用する施設のトイレの場合、だれもが快適に利用できるための配慮が必要になります。
ですが、1種類の設備で利用するすべての人のニーズを完全に満足させることは困難です。
トイレが設置される建物の利用対象者・用途・規模などを十分考慮し、トイレブース・小便器ゾーン・洗面器ゾーンなどの単位空間を適切に組み合わせ、配置していくことが必要です。

◆パブリックの水まわり

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