A5(質問の答え)
掃除口付大便
図B 断面図
老人病院や特別養護老人ホームなどで認知症の方が便器に異物を詰まらせてしまうというお悩みはよくお聞きします。現場のスタッフの方として非常にご苦労されているようですね。
場合によっては水道工事業者さんに依頼し、便器をいったん取り外して異物を取り除くというように、費用をともなう事態もあるでしょう。ご質問の中での「異物取りだし穴がついていて金属窓がねじ止めになっているやつ」=「掃除口付大便器」であれば、それをある程度解消することができます。
便器の構造上、ふたをあけたら必ずしもすべての汚水がどっと流れ出るわけではありません(ただし、ボール内が汚水で満水状態の場合、掃除口ふたを開くと、掃除口から汚水が漏れ出ることがあります。少し時間をおいて便器ボール内の水位が下がるのを待つか、水位が下がらない場合には掃除口下にバケツなどの容器をご準備のうえ作業することをおすすめします)。
また、便器の排水経路も異物を取り出しやすい単純な構造になっております。老人病院の認知症病棟・特養ホーム・老健施設などでよく採用されるタイプの便器です。
ご指摘の通り、掃除口蓋は金属性で取り外しには工具(スパナ)が必要ですが、不特定多数の方がご使用されること、認知症の方に簡単にいじられないこと、そして耐久性を考慮して現行の仕様を採用しております。




