A8(質問の答え)
意識していないかもしれませんが、排泄時には、前かがみの姿勢になり、お腹に力をかけています。
このような前かがみの姿勢(前傾姿勢)を支える器具が“前方ボード”です。
意識していないかもしれませんが、排泄時には、前かがみの姿勢になり、お腹に力をかけています。
このような前かがみの姿勢(前傾姿勢)を支える器具が“前方ボード”です。
排泄のしやすさ・しにくさには、姿勢が大きく影響しています。
スム−ズに排泄を行うには、
という3つの要素を満たしていることが望ましいと考えられています。
この条件を満たす姿勢が前傾姿勢です。
身体を前に傾けると、肛門と直腸がまっすぐになり肛門も広がります。また、おなかに力を入れていきみやすいので、便がでやすくなります。ここで注意したいことは、同じ座った姿勢でも背もたれにもたれかかった状態ではないということです。背もたれにもたれていると、お腹に力が入らず、直腸も曲がっているので、便が出にくくなります。
肛門と直腸の角度が直角になってしまい、なおかつ便は重力にさからって上に昇らなくてはなりません。
また、寝た状況では、お腹に力が入らないので、便がでにくく、スムーズに排泄することはできません。
座って前にかがんだ姿勢が排泄しやすいことが、おわかりいただけたでしょうか?トイレへの移動は、寝たきりを防ぐことにもつながります。ベットで過ごす時間が多くなったとしても、できるだけ寝た姿勢で排泄するのは避けたいものですね。
トイレに座って排泄姿勢を保ちにくい方も、身体の前に支えがあると前傾姿勢をとりやすくなり、前方への転倒を防ぐことができるので、安心です。
また、前かがみの姿勢だと、排便後に介助する方がお尻をふきやすくなります。
トイレは自立して使用できることがもっとも望ましい空間です。
トイレで排泄するということは、ご本人の活動性を高め、生活の質の向上にもつながります。
排泄に時間がかかったり、座った姿勢を保つことがたいへんな方も、排泄姿勢を保つための用具を利用し、快適に用を足せるようにしたいですね。