A1(質問の答え)
指先が不自由な方や力の弱い方にとって、ひねって適温のお湯を出すことは難しいですね。蛇口のハンドルが、お湯とお水に分かれている2バルブ水栓では、温度調節や水量の調節を何度も確認しなくてはならず、大変です。
使いやすさや安全性に配慮した水栓金具は、浴室・洗面所・キッチン用に、いろいろ発売されていますが、今回は浴室の水栓金具についてご説明しましょう。
夫が、病のため手が自由に動かなくなりました。
指で握って回さなくても、手の平や手首や肘でも水が出し止めできるもの、微妙な温度調節をしなくてもよい浴室の水栓金具をおしえてください。
(68歳 女性/主婦)
指先が不自由な方や力の弱い方にとって、ひねって適温のお湯を出すことは難しいですね。蛇口のハンドルが、お湯とお水に分かれている2バルブ水栓では、温度調節や水量の調節を何度も確認しなくてはならず、大変です。
使いやすさや安全性に配慮した水栓金具は、浴室・洗面所・キッチン用に、いろいろ発売されていますが、今回は浴室の水栓金具についてご説明しましょう。
水栓金具は力の弱い方にも吐水・止水しやすいレバー式が主流になってきています。レバーは、指をかけて操作できるリングハンドル、レバーを横長に大きくしたアーチタイプハンドルやレバーが長めで手の甲で押し上げしやすいような配慮がされたものなどがあります。

また、温度調節については、レバーを左右に操作することにより、湯と水を水栓の中で混ぜながら温度調節をする<ミキシング式>と吐水レバーとは別の温度設定部でいったん設定すると、いつも同じ温度のお湯が出て、安全に快適に使える<サーモスタット式>があります。
浴室は裸でご利用になる場所ですので、万が一でも熱いお湯が出てやけどを負ってしまうという事故があってはいけません。したがって、<サーモスタット式>であらかじめ適温を設定し、操作しやすいレバーの形状を選択していただくことがおすすめです。
さらに水栓金具への給湯管に断熱処理をしたものや、断熱用プラスチックカバーの付いたものは、熱い部分に触る心配が無く、より安心です。
他に、給湯機の中には、あらかじめ給湯温度を41度などのお好みの適温で出湯する機能が付いていて、浴室側での温度調節がほとんど不要のものもありますので、水栓金具と一緒にご検討されると良いでしょう。
また、いったん水量・温度の調節をしておけば、手元のボタンを押すだけで吐水がON/OFFできるシャワー金具も便利です。使うたびに細かい調節をする必要もありませんし、片手で使ったり、介助者が使う時にも操作や姿勢が楽になります。